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〈物語〉シリーズの好きなところ〜哀愁漂う終わり方〜 ファーストシーズン編 

終わり方、難しいですよね〜

僕は何も小説とか、ライトノベルとか書いてなどいませんが(書けません)、一応ブログは書いていますので、なんとなくわかります。

終わりの文章、締め方っていうのはなかなかスッキリ書けるもんじゃないなぁと感じています。

そのあたり、化物語をはじめとする〈物語〉シリーズはいつもうまくシュッとまとめていると感じますね。終わった後が清々しいんですよね〜。

その終わり方・締め方の勉強のためにも、その哀愁漂う終わり方をピックアップしてみてみましょう!ファーストシーズン編です。

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  化物語

monogatari_series_1314
出典:http://tsundora.com/image/2015/10/monogatari_series_1314.png

これからも僕は怪異に遭うだろう。
なかったことにはできないし、忘れることもない。
でもーー大丈夫だ。
僕は知っている。
この世に闇があり、そこに住む者がいることを。
たとえば僕の影の中にも、住んでいる。
金髪の子供が、とても居心地良さそうに。
家に帰った頃にはもういい時間だったので、僕はご飯を食べて風呂に入り、さっさと眠ることにした。きっと明日もいつものように、二人の妹が僕を起こしてくれるだろう。
明日はいよいよ文化祭だった。
僕達のクラスの出し物は、お化け屋敷

いいですねぇ。冠題の話はそれぞれの区切りでつけておき、最後の物語の終わりには、通しての物語の話で締める。なんですかねこのすっきり感。やっぱり西尾維新はすごい。

 

  傷物語

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出典:http://livedoor.blogimg.jp/honeysorority/imgs/6/3/63044bdd.jpg

互いに傷つけあった僕達は、その傷を舐め合う。
傷物になった僕達は、互いに互いを求め合う。
「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいいーーお前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」
僕は声に出して、そう誓った。
そして傷物達の物語が始まる。
赤く濡れて黒く乾いた、血の物語。
決して癒えないーー僕達の、大事な傷の物語。
僕はそれを、誰にも語ることはない。

かっこいいなー。阿良々木くんまだまだクールな時代です。
語ることはない、と言い切っていますからその後の物語でもまったく触れませんね。クールでなくなってもそういうとこはキッチリしてる、漢ですね。

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  偽物語

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出典:http://www.monogatari-series.com/nisemonogatari/special/img/endcard01.jpg

本物だろうと偽物だろうと正義であることには変わりはなく、本物だろうと偽物だろうと妹であることに違いはない。
正義じゃなくとも、家族ではある。
それがファイヤーシスターズだ。
僕の妹であり、僕の誇り。
あのとき、斧乃木ちゃんから受けた質問に、だから僕は今更答えよう。
たとえ偽物だらけであろうともーー僕は世界を素晴らしいと思う、と。
あえて天邪鬼に、そう答えよう。
貝木泥舟よろしくな。
(中略)
らしくもなくだらだらと出しゃばっちまったが、いつまでも長居していてもつまらない。とりあえずは自分の部屋に戻って着替えるとしよう。
色々やってるうちにすっかり夜も更けてきたことだしーー気の利いた化物は、そろそろ引っ込む時分である。

偽物についての考察が随所で見られる、偽物語。
阿良々木暦とファイヤーシスターズ。
影縫余弦と貝木泥舟。
羽川翼と阿良々木暦。
阿良々木火憐と阿良々木月火。
いろんな対比が出て、最後はこう締めています。
ふむ、わかったようでわからない。わからないようでわかる。
絶対書けないわ。

  猫物語(黒)

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出典:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/pema/20130104/20130104213041.jpg

僕はいつかお前以外の誰かを好きになるだろう。
お前以外の誰かを、生まれて初めて好きになる。
人を思いやる気持ちをお前から教えてもらった僕には、お前以外の誰かと恋に落ちる日がきっと来る。
だけど僕は、お前が忘れてしまったこの黄金色に輝く九日間をーー僕はいつまでも未練たらしく覚えていて、きっと忘れることはないんだと思う。
たとえこの先どんな未来が待ち受けていようとも、どんな将来を迎えようとも、お前に対して抱いたこの気持ちは、決して変わらず、なかったことにはならないのだから。
そんなわけで、こんな風に。
高校三年生のゴールデンウィーク、十八歳の五月、阿良々木暦の初恋ではない何かは、失恋した。
僕は階段を昇る。

引き込んで引き込んで、サッと放す。そんな感じです。
これを趣味で書いちゃうんですから(ほんとかな)、すげえなとしか言いようがないです。

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  まとめ

出典:YouTube

小説だけに限らず、続いてきたものを終わらせるというのはなかなか気を遣う作業だと思います。それを自分を含めすべての人を納得させられる終わらせ方というのも、至難の技でしょう。

だからせめて自分だけでも納得させられることができるのがいいんではないでしょうか

僕はそれすらあまり出来ちゃいませんが。

しかし勉強になりました。次回はセカンドシーズンの終わり方も見てみたいと思います。
セカンドシーズンは語り部が阿良々木くんじゃない作品もいくつか登場しますので、語り部が変わると終わり方もまた、変わってくるんではないでしょうか。

物語だけじゃなく、人生の色々なこと、むしろ人生そのものにも自分の納得のいく終わり方があるのでしょうから、日々意識していきたいですね

 

 

 


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